公開当時、『大コケ』と言われて大不評だった三木聡監督の『大怪獣のあとしまつ』と言う映画を録画で見た。

　どれほど酷い映画なのかと逆に期待でドキがムネムネしていたのに実際はそれ程ひどくはなかった。

　三木聡監督の映画をそれ程沢山見た事がある訳では無いのであまり偉そうに言えないが、『音量を上げろタコ！何歌ってんのか全然わかんねえんだよ‼︎』の方があまり面白くなかったのと、世間の皆様の悪評のお陰で期待値があまり高くなかったのが、良かったのかも知れない。

　もしくは、『時効警察』が面白過ぎたのがいけないのかもしれない。

　そして、アイドル山田涼介君が主役だったのに、三木聡監督特有のシュールなギャグが、ことごとくエロオヤジギャグ（あっ、山田君はほとんどギャグは言ってません）であった事が、客層的に無理だったのかも知れない。

『シティーボーイズ』のライブは、大変面白かった。

　私が、オムニバスを時々書くのは、根底にシティーボーイズの面白かった思い出があるからなんだよなぁ。と言う事を改めて思い出させてくれた映画でした。

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