祈祷師コント

志村けんさんのご冥福を心よりお祈りいたします。

ドリフ世代の私にとって志村けんさんと言う存在は絶大で、ドリフターズと言うグループは初めて演劇的なもの(ホールからコント生放送とかね)に触れた方々だったと思います。(以下敬称略致します)

私が、人生で初めて演じたのは、幼稚園での『加藤茶』の物真似であったと思われます。
志村けんじゃないんかい!とお思いでしょうが、私は、加藤茶派でしたのであしからずご了承下さい。

しかし、志村けんの存在は絶大で志村けんがいたからこその加藤茶の面白さであったと思っています。

荒井注の脱退を受けての志村けん加入は、ドリフのお茶の間、特に子供達への浸透を最高、最大、最深の物へとして行きました。

志村けんのあの『全世界に通用する笑い』とも言えるコントがもう更新されることは無いのかと思うと悲しくて仕方ありません。 
『お葬式』コントのごとく棺桶から起き上がってまたみんなを笑わせてくれるのではないかと思わずにはいられません。

国民葬にしても良いくらいの方なのに、近親者すら会う事が出来無いなんて悔し過ぎます。
こんなにあっけなく私達の前から居なくなってしまうなんて誰が想像出来たでしょう。

それ程にこの新型コロナウイルスと言う物は、強い感染力を持ち凄い勢いで人の体を蝕むのだと言う事を思い知らされました。

当初、我々が公演を予定していた6月迄には何とか収まるのではないかと思っていましたが、この状況では練習もままならず、不安の中お客様に来て頂くのも『面白い芝居』を目指す者としては、何か違うのかなと言う思いに至りました。
早く鎮静化することを祈るばかりです。

コロナ関連の話題ばかりの中、劇団員の1人が、ある日私の夢を見たそうです。

『芝居は、上演出来るのかな?』
と聞いたところ私が、
『大丈夫、今、祈祷してるから』
と答えたので、あっ、大丈夫なんだな、と納得したそうです。

私、スゲェな。私の祈祷でなんとかなるものなら、一生懸命祈祷しようと思います。
志村けんの祈祷師コントを思い出しつつ。

そして、必ずやこの芝居を上演してやりますよ、新型コロナウイルス、退散‼︎キェー!

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