タイヤを引きながら犬ぞりの訓練をする犬たち
犬2「よーし、五分きゅうけーい」

 

犬4「こう言っちゃ何だけど大人の歌謡ショーじゃお客来ないと思うよ」
 

犬4「おもしろい手だてがあればこのデパートも息を吹き返すかもな」

 

犬1「それっておもしろいの?」

 

おやじ1号「おやすみなさい」
おやじ二号「おやすみなさい」
食べてすぐ寝るおやじ1号2号
 

ミキ「フッフッフ、三時のショーをジャックするのよ!」
犬次郎「三時のおやつにショーとジャックは何を食べたかですって!?」
 

犬1「これっておもしろいの?」
社長「何言ってんですか、真っ白な犬ですよ」
秘書(しぶしぶ)「おもしろい」
 

社長「あの女、どこかで見た気がするんだけど」
男「元アイドルらしいですよ」
社長「アイドル?それにしちゃ見たことないわね」
秘書「どっちなんですか」
 

社長「我々に手を貸していただければ、あなたにとっても損はないかと」
秘書「社長、すごく悪い顔になってますよ」
 

ミキ「損得で言ったら」
おやじ2号「そん」
ミキ「得をするのは大好きです」
秘書「あ、ミキさんも悪い顔に」
 

おやじ1号「僕も」
おやじ2号「僕も」
秘書「あ、気づいてみればみんな悪人顔に・・・」
 

悪い顔をした人たち「フッフッフッフ・・・」
秘書「どうしてみんなで私の回りを・・・しかも2周も」
 

たった一人のお客、犬次郎の前で三時のショーが始まる。
まずはこの二人の三味線姉妹から。
 

段取りを無視して登場し、マイクを奪ってラップを始めるダークダックスフンド。
何かおかしいぞ。
 

バケツをかぶって歌い踊りながら登場する謎の女。
紅林を怪しく誘う・・・?
 


ミキ「犬次郎、助けに来たわよ」
紅林「そうはさせるか。変身!」
 

再び変身する紅林係長
紅林「かめーんおやじー!恐縮でーす!」
 

紅林「せめて、せめて歌だけでも聞いていって下さい!」
ミキ「何言ってんのよ。あんたらだけお客の前で気持ちよく歌おうったってそうはいかないわよ」
 

韓国式音痴矯正法でミキの音痴は直ったはずだったが・・・

 

社長「ひかえい、ひかえい、このお方をどなたと心得る」
紅林「どなたも何も犬1だろう?」
 

社長「どうしたらお客様に来ていただけるかとご相談いただきまして・・・こういっちゃ何ですがこんな突飛で奇怪なデパートに普通にお客様を呼ぶなんてとうてい無理だと思いまして・・・そこで私ちょっとハンムラビ法典の一節を思い出しまして・・・」
 

エレベーターガール「上へ参ります」
女性客「3階お願いします」
従業員達「えー」
 

従業員達「屋上、屋上・・・」
エレガ「屋上、かしこまりました」
従業員達「やったーっ!!」