We were once called "Taurin 1000mg theater". Now we are "Taurin 20XX".
タウリン20XXは栃木県宇都宮市の劇団です。楽しい演劇、面白い芝居をお届けします。

稽古場日記 by TAMAMI

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2001.6.22(FRI)

ビデオ会での感想


東公民館で、この間の公演のビデオを団員達で観る。
そこで感じたことを思うままに。

冒頭のシーン:もっと工作員のようにかっこよく歩けないのか。歩行訓練とかしてない我々には無理な注文か?効果はタイミング、音量ともに二日目は文句無し。

エレベーターのシーン:理想は東京サンシャインボーイズだったが、このシーンは絡みも悪いし、間も悪いし、セリフ噛んでるし、「こけた」と言ってもいいくらい。全員揃っての練習回数が極端に少なかったのがもろに出てしまったなあ。救いはエレベーターガールの明るく張りのあるトーンが心地よかった事か。

売り子二人:見たビデオは2日目だったが、この二人の絡みは前日の方が良かった。松美役の香は花占いでのトラブル(花びらでなく花ごと取れてしまった)に動揺してしまったのか?

~係長&犬登場:歌とコーラスの絡みは良くなかった、中途半端に。二日目は前奏が低い音程になってしまい、歌いづらかったのだった。だが馬鹿馬鹿しさは十分あったのでいいか。「おやじー」等のアクションシーンもあったりして、劇も活性化してきた。

犬次郎&ミキ:犬次郎は、逃亡シーンからノっていたのが舞台袖からわかった。壁にぶつかるほどに乗っていたのだ。ミキはノリノリ犬次郎と丁々発止のやり取りをする程にはやっていたが、もっと彼女の抱えてる空間を感じられればさらにすごいことになっただろう。

社長&秘書:社長役のるりは、前日のトラブルが意識のどこかにあったんだろう、彼女の得意の、本番には練習時とは全然違うノリノリの演技をする、とまでは行かず。秘書は安定した演技を見せていたと思う。

おやじ1号2号:セリフの噛み以降、2号は動揺したか?一日目の方がすごい雰囲気が出てたかな。それにしてもギィーと扉が開き、おやじの事情ワールドとなる、あの照明はたまらない。

犬四匹:それぞれに自然な演技だったが、やはり梅の犬1の演技は特筆すべきものがある。「演技してます」レベルを超え、そこにその人が存在してる感じ。ま、それが「演技」なんだろうけど。

仕事人の場面:1日目の反省を生かし、かっこよくできた。犬達の死に方もシルエットの中でうまくいった。

大団円:勢いで何となくやってたがもっと細かい空間構成やれば締まりが出たはず。

専務室:「このデパートが生まれ変わるんだあ・・・」という感慨はそれぞれの役者とも今一つか。

・・・・・・というわけで、反省してみました。
点数で行くと直後は90点位だと思ってたけど、客観的に見ると78点位かな。
それでも我々としてはうまくできた方で、今後はこれを最低レベルにしたい。
と、思いました。


2001.5.28(MON)

米粒キーック


知人のKさんの建築現場に、仕事の方の集金で行く。
彼は自分で手作りハウスを造ろうとしている人だ。
Kさんは日曜日に奥さんと7歳の息子と6歳の娘と一緒に芝居を観に来てくれたのだ。

入口でいきなり子供達から歓迎を受ける。
「かめんライダーオヤジーだ」
「こめつぶキックやってたでしょ」
「どうぶつにやさしいワザなんだよね」
彼等は幼いのにも関わらず、芝居の場面の殆どを記憶していたのである。
しかも、「ミキちゃんがハートのあなのあいたバケツかぶってたよね」とか、
「けんじろうがせなかにはねつけて出てきたよね」
とか、細かいところまで良く覚えている。

そして、Kさん達とお茶をいただきながらいろいろ話していると
娘の方が「ねえ、米粒キックやってえー」と何度もリクエストをする。
たまたま外でKさん夫婦が業者さんの相手をしているときに子供達と3人だけになったので、
やってしまいましたよ、米粒キック。
子供達はもちろん大喜びでした。
「ワンカップ」が何なのか、よく分かってなかったみたいだけど。

それにしても頭がいい子たちとはいえ、タウリンの芝居がこんな子供にまでうけるとは。
「エレベーターで3がいってゆってのったら、みんなでおくじょうおくじょうっていって、おくじょうになっちゃうんだよね」こんなギャグまでわかってくれている・・・
タウリンの観客層が、また広がりました。しかも超低年齢層に。
車で帰るときに「米粒キーック」で送ってくれました。


2001.5.23(WED)

文化センター演劇練習室


本日は入江がジャズダンスレッスンのため使えないので県民文化センターの演劇練習室というところで通し稽古をする。

最初ホールの方へ行ってしまい、入口閉まってるじゃねえかと言ってたら近くにいたおばさんに場所を教えられる。
隣の棟だったのだ

こりゃすごい施設だ。
更衣室も2室あるし、シャワーも申し込めば使えるようである。
だが、何だこの床は。硬いぞ。コンクリートの上にリノリウムを貼っただけの感じ。
市民文化会館の練習室は転がっても痛くないのに・・・
しかも音が結構反響してしまう。栃木会館小ホールのあのデッドな(音が吸い込まれる)感じとは全く違う。
うーん、ここまでやるんならちゃんとやりきって欲しかった。

まあ、いい。
今回は広い場所で本番の舞台の動きの感じをつかむのが目的だからだ。
今どっちの袖にいるのかって事までシュミレーションが出来る。
・・・というわけで、ああ、本番はこんな感じでやるのかあというのが、やっとつかめた。
7,000円出して、やって良かった感じ。

それと・・・新しい空間で芝居するときは、とにかくその空間になじまなければ、ということがよく分かった。
声を出し、身体を動かし、エチュードに集中したりして、その空間とええ感じにならなければいい演技は出来ないのだ。
遅れてきた小雪がやはり空間となじみきれないまま演技したので、奴の本領を発揮することが出来なかった。ま、奴は本番に合わせてくるけどね。
Qちゃんが面白くなってきている。
美少年の強(つよし)は、いい感じでは来ている。あと、演技に余裕が出れば。
ちひろがいいのだ。突っ込み役が板に付いてきている。

これで本番に行くのだ、って感じがみんな、つかめてきた、はず。
そんな演劇練習室であった。


2001.5.16(WED)

イッツ・ナウ・オア・ネバー


先送りの出来ない状況になってきた。
この時期先送りをすると芝居までには絶対に出来っこないのだ。
今、ここでやるしかない。
と言うわけで、効果サブの萌の練習をやる。
うちは殆ど役者スタッフ兼任なので、効果担当Qちゃんだとどうしても操作を出来ないところが出てくるのだ。
効果ってワンタイミングずれても白けるんだよな。
まさにイッツ・ナウ・オア・ネバーだ。
がんばれ、タウリンのニューアイドル、萌!
ダークダックスフンドの歌(バックコーラス)の練習もやる。こういうどうでもいいようなところのクオリティが大切なのだ。
クオリティというより、気合いか。
この馬鹿馬鹿しさを、分かってちょうだい。
ラストの秘密練習もやる。
ここまでやるか!という感じ。
だがこれは芝居あってのラスト盛り上がりだ。
全体のクオリティを上げねば。

  
2001.5.11(FRI)

久しぶりに梅ちゃんが・・・


稽古場に顔を出す。
彼は今回出番はそれほど多くないものの、芝居のキーを握る重要な役どころだ。
予想通り、ハードな仕事に疲れきった顔をしている。
やらなければならない稽古は沢山あるものの、こんなんじゃ集中は出来ない。
ぶら下がりをして、身体の余分な緊張を解いてやる。
衣装のぬいぐるみを着ると、段々日常生活モードから芝居モードになってきたようだ。
苦手だと言っていたバックコーラスも一発で覚える。
時間が短かったので全部は出来なかったが、目途は立った。
ああ、やっといつもの梅ちゃんが戻ってきた。
本番に向けてようやく全員が揃った感じだ。
PS 藤井さんの呼び名は「はじめ君」(又ははじめちゃん)に決定!
これは集まりの悪い我々よりも早く一番初めに稽古場に来ていた所から付いたのだ。


2001.5.10(THU)

EVERYBODY DANCE!


本番に向けてテンションが高くなる。色々やらなければならないことが出てくる。
みんなが勝手にチケットぴあでチケット買ってくれるのが理想だが、現実は地方劇団の宿命とも言えるが、手売りが殆ど状態であるから、チケットも売らなきゃならない。
ま、有名劇団でも役者自らチケットを知り合いに売っている(もちろん超人気劇団は除く)のが日本の演劇界の現状らしいから、その意味ではタウリン1000mgシアターは「あす○ろ」とか「テアトル○コー」「○学座」等と変わらない、とも言える。
そんな本番前の雰囲気の中、たまに落ちこぼれも出てくる。
妙にテンパってしまったり、
何かのトラブルに巻き込まれたり、
何をしていいのか解らなくなって呆けてしまったり、
突然失踪したり・・・
ハイロウズも歌っているように、大事なのはイメージなのだ。
ああ、楽しい芝居やりてえ
あの緊張感を味わい、そのあとに来る打ち上げの喜びを味わいてえ
そんないい感じのイメージだ。
現在、殆どのメンバーはそんないい感じの中にいたり、いい感じになりつつある。
だが、一人二人欠けても(うちは宝塚と違って代役制度はないから)幕は上がらなくなってしまう。
U、落っこちるな。
忘れているあのいい感じを思い出すんだ。
そうすれば矢板と宇都宮の距離なんてなくなる。
芝居を一緒に楽しもうぜ!


2001.5.6

ドレリハ


今日は役者が初めて本番の衣装を付けて通しリハーサルをする「ドレリハ」である。
(編集後記・・実はこの日はこれしか書かれていない。よほど疲れたか、まあ思った通りに行ったので書くことが無かったのか。舞台装置がシンプルなタウリンの芝居は衣装がメインといっても良いので、何かネタはあったはずだが)


2001.5.1

藤井さん、登場!


もう一人のTTPよりの助っ人、藤井さんがやってくる。入江バレーをやっている間に。
彼は27歳の若さで劇団TTPの代表なのだ。(江頭さんが実質的ボスらしいが)稽古場の指導者でもあるらしい。
彼には謎の男Aの役をやってもらうことに。
そこで今まで一度もやっていなかった冒頭場面を稽古する。 全く問題ない。
台詞が少ないこの役が勿体ないくらいだ。
何はともあれ、これで役者が全部揃った。
心の中で一本締めをする。
そのあと、私的に公的に色々忙しいQちゃんが来たのでエレベーターの場面をやる。
まだまだ場面としてみられるにはほど遠い。
ま、単に揃わないで稽古が出来てないだけなんだけどね。
でも、お客さんはそうは見てくれない。「やっぱりこんな場面だと素人のぼろが出るよな」としか見てくれない。
目指せ!東京サンシャインボーイズのような場面!


2001.4.29 (SUN)

賢治君、登場!


今市の劇団、TTPよりの心強い助っ人、小田君が稽古場にやってくる。
彼はTTPの宮沢賢治の一生を舞台にした芝居で賢治役をやっていた若者である。
何とまだ19歳!今回参加メンバーの中で最年少である。(と言っても強と弟君もまだ二十歳だが)
さっそく読み合わせをする。彼にはダークダックスフンドのリーダー格、犬2をやってもらうつもりである。
いきなり発声が声が張っているのでびっくり。軍隊の隊長みたいな感じ。
でも、芝居を観た私は、ああそうか、宮沢賢治なのだ、と思う。
宮沢賢治の一生をまじめに描いた作品とは違い、うちの芝居は一言で言えばお笑いである。肩の力抜き抜きでやっている芝居である。
もっと肩の力抜いてだらだらやってちょうだい、と言う。
だが彼の新しい物を吸収していこうと言う姿勢には頭が下がるし、とても新鮮である。
お互いにとって有意義な出会いとなることを祈りたい。
その、賢治君のお陰で今まで後回しになっていたコーラスの場面が完成する。良かったあ・・・


2001.4.26(THU)

小雪が・・


小雪が全開状態になっている。
奴が乗ってくると現場が活性化してくる、というのは確かにある。
だが奴は調子に乗りすぎB型である。
B級アイドル歌手の歌ういんちきな歌があるのだが、奴が歌うわけでもないのにメロディーはおろか振り付け、照明まで勝手に決めようとする。
全く勝手な奴だ。
今市市より二人の助っ人を得、どうやら男子キャストもやっと揃った。(ご尽力いただいた方、心から感謝いたします)
あとはチケットの売上だ。
がんばれ、みんな!がんばれ、俺!
頼むぜ、まだ見ぬお客さん!


2001.4.25(WED)

栃館を・・・


文化センターに舞台責任者のJと舞台の打ち合わせに行く。
そのあと栃木会館小ホールを下見。
装置との兼ね合いをチェックする。
ここに来るといつもタイムスリップする。
20年くらい前の感覚が戻ってくる。
あの独特の臭い、動かない空気。
何でこんな所にあるの?と思う売店と喫茶店。
(長いこと芝居ここでやっていてまだ俺は一度もこの喫茶店に入ったことがないのである)
だけど、不思議なことに装置・機材を搬入し、
公演に関わる人達が入ってくるとその公演独自の時間が動き出すのである。


2001.4.22(SUN)

最初に入江バレーをやる。これはボールの打ち合いをするには狭い入江スタジオで、何人かでビーチボールを打ち合うというもの。
最初は3人しか来ていなかったので、三人でやる。三人だと息を抜ける瞬間がないのでへとへとになる。
昨日に引き続き、弟君登場!なかなかうまいじゃないか。発声も出来ており、即戦力だ。変な癖が無いところがよい。
最初の場面は、とにかく彼を出すしかないようだ。
それにしてもなかなか稽古に出てこない梅が一番心配だ。
今回の公演ではなぜかA型男子が最初参加できると言っておきながらこけているのである。
デパガ二人の場面をやる。さくらのノリが良く、笑いが起きるほどだったが、香の押さえも効いていたのだ。
その後、最後の場面の通し読みをする。
稽古場の雰囲気がやっと、「これから芝居をやるぞ!」って感じになってきた。


2001.4.15(SUN)

今日は主要メンバーが揃ったので、人数の割に突っ込んだ稽古が出来た。
さくら&香のデパガ二人組がとても良くなっている。会話がかみ合ってきたという感じ。
これは二人の個人練習の成果だろう。相手のセリフがあって自分のセリフが出てくると言うことが分かってきたようだ。
ただし、今回は栃木会館小ホールなので発声がまだまだ。特に香。
自然な感じを保ちつつ声が届くようになるということは、そんなに難しいことでは無いと思う。小雪もそうだが、基礎稽古の発声が足りないだけかも。
ちひろも立ち姿勢と「可愛く演じる」事に集中する事で結果的に見られるようになる。あとはるりとの微妙な絡みが出来てくれば良い。
おやじの二乗の漫才の場面で、ちひろが代役をやる。これがつぼにはまって大爆笑。


2001.4.10(TUE)

今日は同じ場面の役者が揃わず、仕方なく代役で。
さくらはまだ頼子がつかめないようである。というか、それ以前に相手のセリフに反応が出来ていない。そこで相手のセリフから自分のセリフを作っていく方法をおさらいする。
「2枚紙隠し」法は相手のセリフに新鮮に反応するための方法である。
小雪はさすが分かっているようである。そうなのだ、「セリフの言い方を決めない」事が大切なのだ。それでこそ相手のセリフで微妙に変わることが出来る。
その後自分の役も色々修正する。「おやじの役」はなかなか深い。


2001.4.7(SAT)

旦那、萌、さくら、香、ちひろ、るり、たまみ
やはりアトリエでの稽古は落ち着いて出来る。
戯曲稽古に入る前にエチュードをやる。
39度の高熱を舞台上の役者全員が出してしまって、誰かに何か(水が欲しい等)を頼むが、自分も当然熱を出していて断るしかない、というもの。
萌がすごくおかしかった。
それから場面稽古へ。と言ってもまだ脚本は離せない。今日は効率のいい出席の仕方で、充分に場面稽古に時間を取ることが出来た。
エチュードを交えて場面をつくってゆく。


2001.3.28(水)

基礎稽古もそこそこに、戯曲の読みに入る。(公民館は時間が限られているので、沢山人が来たときは臨機応変に)
松美と頼子の場面は、もっと若々しくなければ。よどんだ状況を演じる役者がよどんでしまっては場面にならない。
さくらは「女」になることに照れがあるようで、歌にそれが顕著に反映してしまう。
「アイドル歌手」みたいなぶりっこな歌い方をしてみろと言ったらやっと普通の女がうたっている感じになってきた。
旦那とQのおやじ1号2号。確かに面白かったが、もっと別のネタを与えて、漫才コンビとしての確立をしたいなあ。
るり&ちひろの社長&秘書コンビは最初心配していたようにちひろのボスキャラが前に出てしまった。
しかし、ある指示をしたらよく分かったらしく、秘書らしい感じに。
ま、まだまだこれからだろうけどね。
中年おやじを演じる、というのは簡単なようで難しい。きっと、彼の背負っているものが見えてこないとダメなんだろうな。
今回残念ながら出られないアンディがセリフが棒読みにも関わらずあれだけ面白いのは、彼の背負っているもの、やる気、おやじエネルギーが出ているためだろう。
これから基礎エチュードは本番の稽古の中に組み込んでいこう、と思う。


2001.2.9

参加人数が少ない割に見学者が多く、辛かった。
ぶら下がりを見学者にもやらせてみる。男女カップルに。
なんか、いちゃいちゃしてるぞ。まあ、見学者だし仕方ないか。


2001.1.31(水)

仰向けに寝て部位別に緊張&脱力。
寝にょろ。脚を交互に揺する。
椅子で地域を限定して歩き。人にぶつからないように。
五感の基礎。食べる。顔を洗って会社に行く等のまとまった動作も。
エチュード:寒い中、人を待っている。約束時間過ぎても来ない。電話しても出ない。
あきらめて帰りかけるとその人がやってきた。(ここで声を出して呼ぶという指定を入れる)と、思ったら人違い。
エチュードは2回やる。一度に3人ずつやったため、必ず前の人がやっている人を見ているということにした。
久々に舞台上で集中した。この手のエチュードをこれから毎回やっていきたい。絡みももちろん含めて。


2001.1.26(金)

全て忘れてしまうが、イメージアップだけはして臨む。
ウォーミングアップ。うつぶせ呼吸。発声。声を出すことは大切だ。発声はもっと効果的な方法を。 「手をぶたれる」「躓く」をやる。まだまだマイムが足りない。さくらとかも。
もっと確実な演技をしなければ。そのために五感の訓練は基礎の基礎。
だが、これにこだわりすぎても小さい演技になってしまうような気がする。
その後、止まったエレベーターでの出会い。
「他人と出会う」事がうまくいかなかったが、これは大切な要素を含んでいる訓練だと思う。「何らかのドラマを演じる」と言うのを基本課題にして次回はやりたい。セリフありでもやってみたい。 本読みももっとやりたいので、次回はウォーミングアップで一つ、基礎訓練で一つ、エチュードで一つ、ポイントを決めてやりたい。


2001.1.12 Fri

寒い日
○走って、ジャンプ。・・・ムーブメントの訓練はワンパターンにならないように気をつけたい。やることを予習して行かねば。いろんな動きをすると言うことは重要だ。
○「寝にょろ」を久々にやる。うまくいく人、いかぬ人。表には見えなくてもいい感じ。いろいろ。
○「五感」のウォーミングアップをやり、
○「喜びの表現」の一人芝居をやる。 私は役者が(合格発表で自分の)ナンバーを緊張して探して、近くになるほど緊張感を高めて・・・と言う方法を取ったが別にこれにこだわらなくてもいいのだ。だがやはり集中して人前に出てのライブは得られることが多い。このような機会を増やしていきたい。
○読み合わせを少々やる。


2000.12.8 FRI

参加人数4人にもめげず稽古を始める。
「シアターム-ブメント」の肉体訓練を取り入れてみる。
○横になって脚を上げたり回したり、
○腕を緊張させて真横に上げて脱力
○四つん這いで背中を上下。これにはちょっと野口式にあった要素も絡める。
きついがいつもとは違った感じでいいのではないか。全部このパターンだときついので、野口式体操を絡めるのは良いかも。
ぶら下がりで発声の後、
さらに、「シアター・・」の、「基本的な動作のパターン」をやる
○走って、跳躍(両足)~走って、跳躍~空中回転
回転すると、なかなかバランスが取れない人が多い。ここら辺の要素はうちの劇団には一番欠如している所。この一連の稽古は「とにかくやってみて感覚をつかむ」と言う種類の物だ。どんどん取り入れていきたい。ワンパターンにならないように。
それから、また「象のいる街」朗読をする。
このテキストは女の子にも入りやすいし、セリフも適当にあって面白い。
萌が2度目で独特のいい味を出す。
「言葉にイメージがのる感じ」つかむためにも朗読訓練は有効と思われる。


2000.12.1 FRI

ウォーミングアップ:空手の拳突きをやる。
綱引き…人の腕をロープに見立てて引っ張る感じを再現してみた、
もちつき・間と間の訓練。
ぶら下がり~声だし 
肋骨を開いての発声
朗読「象のいる街」…マコがなかなか良かった


2000.11.17 FRI 
MAYUMI-Sは衣装縫子手伝い希望。基本の型紙から応用が出来るということで期待大。
先週と同じ様なことをやってしまう。準備不足だ。
ムーブメントの訓練を実際に出来るように具体的にイメージングしておかなければ。
そんな中にも水の中に入るエチュードで実際には水に顔をつけることの出来ない佐藤まゆみが緊張感のあるエチュードを披露。
旦那と塚越でやった追いかけ追いかけられエチュードはうまく行かなかったが、これがええ感じで出来るようになるのが今回の稽古の目標でもある。
つまり、舞台上で相手の緊張・変化を感じ取り、それに対応してゆくということである。
これこそがシアタームーブメントを取り入れなければならない理由である。
又、Jとまゆみのやった暗闇で見知らぬ物に反応するというエチュードも、段取り演技に陥らないための重要な要素を含んでいた。


2000.11.10 FRI

今期初めての稽古。さくらの友人という新人候補が来る(女性)。
五感の訓練を中心に基礎を重視した訓練。五感の基礎の後に場面を作ってみる。
今日は何とかうまく切り抜けたが、稽古の準備なしのぶっつけ本番はこれからは苦しくなるだろう。自分自身が稽古を楽しめるかどうか、これも大切だ。
★ 五感の次の段階として、「何かが起こる」事をやろう。
「コーヒーをこぼしてしまう」等である。わざとらしく無くやるためにはどうしたらいいのか?



第5回公演「ブレーメンの犬」
  
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